プロジェクト始動

待望の機材が到着した!

 

 

林業機械 ストロークハーベスタ!!

 

枝払い、測尺、玉切り作業、さらに立木の伐倒までもこの1台で可能だ。

さすがに立木の伐倒の予定は無いが・・・(笑)

 

 

このような機械は全国各地の林業現場で活躍している。

これまで人の力で行っていた作業を、機械の力を借りて行うため、危険も少なく効率よく作業ができ労働環境が改善される。

 

ただ、機械の能力に応じ現場を準備しないと、稼働率が落ち宝の持ち腐れとなる。

高額な機械だけになおさらだ!

 

 

当森林組合としては、初めて林業機械を活用する。

これまでも、林業機械の活用を検討して来たが、踏み切る事が出来なかった。

大きな理由は4つある。

 

一つは、付知の森林状況だ。

小規模面積(0.10ha~0.50ha)の方が多く、また同一所有者の森林は点在している。逆に大規模面積の所有者は少ない。

 

二つ目は、急峻な森林。

既存の林道や作業道以外に支線を増やす事が難しく、無理に道を開設すると災害に繋がる可能性がある。

 

三つ目は、既存の林道や作業道の状況。

付知の林業現場での主流は4tベースの車両となる。

作業の効率化を求めると、林業機械もそうだがどうしても車両は大きくなる。現状の道では大型は通行できない。

 

四つ目は、高額な林業機械。

隣接所有者へ声を掛けまとまりを持たせ一度に手入れする事は可能だが、それぞれ森林の成長具合が違うため、

年間とおして林業機械を活用できる現場が作れない。そのため、年間コストが高額になる。

 

 

今回、春先から協議をしていたプロジェクトが始動する運びとなった!

 

 

上の写真は、プロジェクト現場の道上の状況。

 

下の写真は、プロジェクト現場の道下の状況となる。

 

 

植栽後46~50年経った、ヒノキ林。

 

森林所有者の意向として、「段階的に伐採をし、将来的には広葉樹林にしたい」 と言うものだ。

 

 

後藤係長が中心となり、作業の提案書を作成。

それを基に森林所有者と協議を繰り返し、森林技術者とも打ち合わせを行って来た。

 

 

つづきは、また明日。

プロジェクトの進捗については随時お伝えします!