作業道の維持・補修の在り方

今日は目まぐるしく天候が変わる。

 

 

晴れ間が見えたかと思うと、吹雪になる。

 

 

当たりは薄っすら雪化粧となってしまった。

明日にかけて寒気がやってくる。街も積雪となるかもしれない。

 

 

 

 

森林整備を進めるにあたり、林道や作業道は重要だ。

 

 

所有者が自分の山を見に行くにも、森林技術者が現場へ行くにも、

伐採した木材を運び出したりするにも、道が有ると無いとでは、手間が違う。

 

 

林道や作業道も開設したら終わりではなく、

草や笹が生えたり、春先には凍み崩れで転石が多い事がある。

 

一般的に林道に指定されているものは、市町村の管理が多く、

作業道では、開設を行った市町村・公団・森林組合等が管理を行う事となる。

 

 

作業道の維持・補修の在り方について疑問が生まれた。

 

 

当然ながら維持・管理にはお金が必要だ。

それぞれ管理者の事情があるため、毎年全路線の維持・補修は難しい。

 

そこで、①災害に繋がる危険性がある。

     ②常時誰かが通行する道である。

     ③森林整備の予定がある。

 

など優先順位を決め維持・補修する事が多い。

 

中には、費用の出所がなく、森林整備のため森林組合が独自に補修する事もある(笑)。

 

 

ただ、今回は違い、森林整備の予定当面無い。

10年ごとに補修の計画があるため、維持管理のため実施して欲しいと依頼された。

 

 

補修作業の距離としては、1000m

ただ、作業現場としてはトレーラーにバックホウを乗せ現場着出来ない場所で、

バックホウを降ろし自走して半日はかかる事になる。

 

補修したとしても、今後森林整備を実施する際には、改めて補修が必要になり、今補修しても意味が無い。

その旨を伝えても、今回補修時期となっているので実施して欲しいと・・・

 

事業発注単価についても、余りにも低い。

設計を実働単価にして欲しい伝えても、設計は変えられないと・・・

設計根拠を求められると困るのかもしれないが、あまりにも現実と合わない話だ。

 

 

業務が忙しい中、付知町内の (株)加地工務店 さんが引き受けてくれた。

 

発注単価では、さすがに仕事は出来ないので、実働単価で請け負っていただいた。

 

 

 

土を構うには悪い時期だが、

スピーディーに尚且つ丁寧に作業を進めていただいた。

本当にありがとうございます。

 

途中からは雪との格闘になったが無事に終える事ができた。

 

 

森林組合としては赤字だ。

 

担当者へは言いたいことはすべて伝えた。

今のやり方では、無駄が多いし誰も得をしない。

 

 

この結果を今後の事業に活かしてもらいたい。

 

 

12月に入り冬本番となってきた。

 

先日も森林技術者とも打ち合わせしたが、

作業環境がどんどん悪くなる中、如何に進捗を良くするかがカギとなる。

 

 

そんな中、冬季に森林整備の手伝いをしてくれている

中村くんより素敵な差し入れをいただいた。

 

 

今年最後の収穫だそうだ。

いつも美味しいトマトをありがとう!

 

俄然元気が湧いて来た!!

忙しい師走を乗り切れそうだ。