栗の木の剪定

朝は気温が低いが、

日中は過し易い日が続く。

 

 

 

 

名古屋市在住の方より御依頼を受けていた、

別荘地に植栽された 栗の木の剪定作業を終える事が出来た。

 

当森林組合へ御依頼いただいた事に感謝申し上げます。

 

 

 

話があったのは、10月末。

「栗の木を伐って欲しい」 と親子で森林組合に立ち寄られた。

 

詳しく話を伺うと、

これまでも自分で枝を打っていたが、伸びすぎてしまい手に負えなくなったとの事。

 

状況は分かったが、現地を確認して見ないと、

脚立とノコギリで済むのか、高所作業車を使わないと作業が出来ないのかが分からないため、

現地確認のため、立会いをお願いした。

 

 

案内いただくと、道が近くにある。それに電線はあるが

 

 

剪定対象となる栗の木も、それほど大きくない。

これなら、機械も必要なく脚立・梯子・ノコギリで作業が可能だ。

 

後日、見積書をお渡しし、了解をいただいた。

 

ただ、秋が深まりつつあるとはいえ、葉がまだ青々しており、

栗の木としては、光合成が出来る時期は若干でも成長する。

そのため、落葉してからの作業にしたいと伝えていた。

 

 

 

ここまでは良かった。

 

よくよく考えると、木を根元から伐って欲しいと依頼を受ける事は良くあるが、

実のなる木。しかも伐採ではなく、剪定ときた・・・

 

よく冬季に栗園で見られるこのような光景を思い浮かべたが、

 

 

栗の木としては、活力のある木なので枯れる事はないが、

下手な剪定をし、実がならなくなると困る。

 

 

そこで、付知峡上田屋農園の口田農園長へ相談に伺った。

 

 

剪定を行う木の大きさや、周りの状況によって方法が違う事

など話を色々伺い、まずは勉強が必要と参考資料を頂いたのと、

 

 

作業時期が早めに分かれば、剪定に行けると心強い言葉もいただいた。

 

早速事務所へ帰り、頂いた資料を読んだが、

やはり素人が無闇に枝を落とすのは、止めた方がよさそうだ。

口田農園長に依頼ができ心を撫で下ろした。

 

 

剪定作業当日、口田農園長と別荘地に向かい

施主と挨拶のため口田農園長を紹介すると、双方より

 

「あっ!!」

 

なんとも奇遇な!

以前、ブルーベリー苗や栗の虫について相談の為、上田屋農園を訪れた事があるそうだ。

 

まずは、施主が今後どのように栗を成長させたいかを伺い、

 

 

周りの状況と栗の生育度合いを確認し、剪定方法を説明。

一度に枝を落とすと来年実がならなくなる恐れがあるため、

二年に分けて剪定する事を紹介いただき、作業へ。

 

 

休憩中には、挿し木の方法やブルーベリー談議に花が咲いていた。

 

 

無事に剪定作業を終了する事が出来た。

続きは来年となりますが、これからも別荘ライフを満喫いただきたい。

 

この度は御依頼誠に有難うございました。

 

 

付知から望む御嶽山はすっかり雪化粧。