つけち木の駅プロジェクト始まる


先日のブログで紹介したが、



5月10日(日)より、つけち木の駅プロジェクトが始まった!


プロジェクト開始となるこの日は、土場開きが行われ、

早朝より、出荷材を乗せた軽トラがぞくぞくと集まって来た。



土場開きの式典では、吉村実行委員長より



木の駅プロジェクトの検討を始めて、足掛け4年。

視察に出掛けてたり、実行委員会を月1~2回開催したり、ようやく開催する事ができ、

地域の活性化のために、継続させたいと、プロジェクトの開始宣言がなされた。



また、恵那農林事務所長 山村様 をはじめ



中津川市長 青山様



東濃森林管理署長 間島様



たくさんの来賓の皆様をお迎えし盛大に催され、



実行委員の皆様で準備いただいた、豚汁が振る舞われた。


その後、出荷受付が行われ、



それぞれ運んで来た材木を、出荷者ごとにプレートがあるため

皆協力し合い所定の場所へ荷卸しを行い、土場開きは終了となった。





つけち木の駅プロジェクトの出荷登録者は、現在61名とのこと。


プロジェクトを成功させるのは、出荷者が継続的に材木を出荷する事だ。


実際にやって見ないと解らない事が多いため、今回の土場開きに合わせ、出荷材を準備する事とした。




こちらは、出荷登録者に配布された、木の駅セットだ。



出荷材についての規格もそれほど難しくはなく、


樹種については、柿の木以外であればスギ・ヒノキ、広葉樹でも出荷可能!

伐採時期についても、伐採後一年以内であれば、腐れや穴が無い限り大丈夫!


材の長さは、100~220cm

材の太さは、8cm以上であれば大丈夫!



出荷材 1t につき、地元で使える5000円分の商品券と交換する事が可能だ!!


とは言え、状況から考えても、

立木を伐採して倒し、出荷材の規格に合うように測り、造材するのは大変なので、



冬季に森林組合で仕事させていただいた現地で、

道に近く、運びやすい場所を選んでみた。


もちろん、森林所有者の了解をいただいた上での作業だ。




出荷材の太さ(直径)の測り方は、



末口(木の先)で太さを測る事が基本となり、

皮の内側を2cm単位(端数切捨て)で伝票に記載する。


写真では、太さは10cmとなる。



また、出荷材が必ず楕円形とは限らないため、



その場合は、狭い方で太さを測る事となる。


今回は、太さ8cm~12cmまでの材を合計20本。長さを220cmに統一した。

慣れない作業でもあるため、ここまでの所要時間は2時間。



実際にやって見た感想として、


林道・作業道に近くないと、出荷材の準備には手間がかかる。

出荷伝票に記載する内容(太さ・長さ・本数)を取りまとめるのが大変。本数が増えればなおさら。

個人的には、長さを統一すると把握がしやすいと思う。




いろいろ手間はかかる。仕事として考えては到底採算は合わない。

「軽トラとチェンソーで晩酌を」 木の駅プロジェクトのコンセプトどおり、

ボランティアと捉え、あせらず、木とふれ合い、汗を流す。



森林組合としても、嬉しい取り組みだ!

今まで、山に放置されていた物に価値が生まれ、また、里山がキレイになり、災害対策にもなる。


継続的に出荷される事を願うのと、

時間がある時には、出荷をしようと思う。


皆様も、山と町、両方を元気にする取り組みに是非注目して欲しい!!