今朝、事務所の温度計は7℃だった。
朝晩の気温が下がり、秋の到来を身に染みて感じる。
赤色に引き続き、黄色も鮮やかとなり、
本当にキレイになって来た。
本日、岐阜県森林組合連合会の岐阜支所で
『ぎふ優良材展』が開催された。
消費税増税による駆け込み需要を一因とした木材価格の高騰も一過性であった。
今年4月以降は、住宅着工数の回復も本格的とはいえず、木材価格は依然厳しい状況だ。
近隣の木材市場も同じように価格低迷に苦しんでいる。
原木だけが安いのではなく、買い手側も必要な材料しか購入しない。
製品としても重要がなければ在庫となるからだ。
では、どうすれば買い手が求める原木を供給できるか?
一番頼りになるのが、木材市場の担当者だ!
買い手側と直接やり取りしており情報が豊富だ。
そこで、ぎふ優良材展に向けて、伐採・造材方法を詳しくレクチャーいただくため、
岐阜県森林組合連合会 東濃支所の味藤所長にお越しいただく事にした。
森林技術者へ、木材市場の状況など現地の木を見ながら話をしていただき、
現状は、並材といわれる24~28cmは需要は少なく、柱材に的寸である16~20cmが好まれる。
末口で的寸材になるのであれば、4mや6mの長材に造材すると良い!
と買い手の需要に合わせた造材方法をレクチャーいただいた。
教わった需要状況を頭にいれて、作業開始だ!
実際、見た目はよくても伐った状況により造材方法も変わる。生き物のようだ。
枝打ちは早い段階で実施しているため傷は無いが、目が粗めだ。
所有者の了解のもと、トラック2車分を岐阜へ出荷する事とした。
現状の木材市場動向では、年内もしくは年明けまで、価格が上がる事はないだろうと思っている。
だが、的寸で枝打ちなど手入れが行き届いていれば、話は違うだろう。
木材価格が安いから手入れをしないのでなく、
今、売上には繋がらなくても、将来のために 出来る手入れを行うべきだ!
手をかけて来た木は、見る人には分かるのもだ。
木は生き物だ!将来、価格が上がった時に、何も手入れをしていなければ、それなりの値段にしかならない。
本当であれば、優良材展に参加し、市場の状況を肌で感じて見たかったが、予定が立て込んでおり出席出来なかった。
あまり期待をしるのはどうかと思うが、今から市場明細が手元に届くのが楽しみだ。
常に愛用している社用車のメーターだ。
普段は、あまり気にしないがキレイに 7 が揃った。
思わず現場用のカメラを手に取り撮影してしまった・・・
何か良い事が起こるかもしれない!?